









しばらくモノクロフィルムにこだわってみようかなと思うのです
写真というか芸術の基本て、情報の削減と想像させるところだと思うのです。
今まで白黒は、簡単にそれっぽく見えちゃうので、あんまり使わなかったですが
ファッション系みたいに綺麗な写真は撮れるようになってきたので
色という情報をなくしても成立する写真にこだわりたいと思います
白黒だけの2値で表現できるところまで追い込めたらいいですねぇ
最後は、またカラーに戻るでしょうけど、そのときに写真に変化が出ているといいですね
モデルは那月 藍さん
かわいらしいのに雰囲気のあるいいモデルさんです
あ、でも、コダクロームがあと10本ほどあるんですが
年内に使い切っちゃわないといけないですね
海外現像に出せばいいのかな?


今年は、水着撮影が多かったです
肌がたくさん見えるのは、もちろん好きですけど
撮っていると、浴衣と同じでバリエーションが少なくなりますね
かといって、これ以上はだけさせるわけにも行かないし(笑)
普段、女性の艶っぽい写真なかり撮っているのですが、こういう
健康的なのもいいですね
今回は、自分の写真集用というリクエストだったので
あまり艶っぽさは求めないで、ひたすら綺麗にと考え
日昼シンクロを多用して撮りました
ポートレートの入門書には、モデルさんを綺麗に撮るためには
日昼シンクロを使うべし、と書いてありますが、中級上級の本には
ストロボよりはレフ板で、光を作るったほうがいいと書いてありますね
ストロボは、正面から当てるので平板になりがちなんですが
少し光を読みながら、マイナス補正するとか、マルチストロボで
横から当てるとかすると、立体感が出てきます


この日は海は暖かでしたが、風が寒くて余り調整している時間が
なかったのが悔やまれます
クリップオンストロボをスタンドにつけて当てていますが
もっとチャージが早いのが欲しいですね
まぁ、技術的なことは二の次で、まずは水着になってくれる
人捜しの方が大変ですよねぇ
来年は撮らせてくれる人がいるんだろうか
写真も一期一会
これが最後の撮影になるかもしれないと思って、常に全力投球して
おかないといけないのでしょうね
撮り続けているモデルさんでも、まだまだ、満足のいく写真は
少ないです



あじさいコンテストで賞をもらった写真ですが
上の2枚は、撮ってだしのまま
一番下が、一枚目の写真をレタッチして、出品したものです
露出がシビアなD2Hのせいもありますが、普段はブラケットで
露出を変えながら撮っています
真ん中の方が顔は適正露出に近いですが、頭の斜め上の方のあじさいが
飛んでいるので、わざとアンダー目の写真から明るくしました
ソフトフィルターを付けて撮影したのですが、インパクトがなかったので
全体にコントラストをあげて、フィルムの感じで仕上げてます
そのため、ソフトな中にも芯のある写真になったと思います
日の当たっているところは、天気の良さを出すために、
ぎりぎり諧調が残るように明るく仕上げ、緑と紫の彩度を上げ
肌色も、紫の花に負けないように少し赤めに調整しました
袖の下の黒っぽい葉陰は苦労したところで、つぶれてもいけないし
目立っても行けないということで、ここもぎりぎりに調整
全体にシャープネスを不自然にならない程度に強調
フォトショップでマスクしてやれば完璧ですが、この辺は
めんどくさいので、ライトルームだけで手抜きしてます
枯れた葉っぱなんかも、手間をかければ修正できるんですけどね
見て欲しいのは、微妙なトリミングで、背中の白い帯が
見えているのといないのでは、目の行き所が違っています
白っぽいものが、写真の周囲にあると目がそちらに奪われるので
画面中心の注目度が弱まります
また、プリントサイズとの関係もありますが、
(カメラとプリントの縦横比は微妙に違います)
上下と左の空白部分も切っています
上の方は、人物主体ならもう少し切りたいところですが、
あじさいがテーマの写真なので、あじさいを半分残しました
これにより、周りがあじさいだらけというイメージを
作りだしています
左も少しあじさいが切れるくらいがもっといいと思いますが
上下の関係からここまでにしました
下はこれ以上切ると座っている感じが出ないので、これが限界
こんな風に微妙なトリミングや色調整、回転を加えながら
写真を作っているので撮影から掲載まで時間がかかるわけです(いい訳)
写真はトリミングした方がいいと思います
撮影するときは、細かいところは見落としがちですからね
展覧会に出すプリントなんかは、印画紙の縦横比にとらわれないで
自由に切りまくっています
ご参考になれば

また自慢コキですが、6月に行われた田上町観光写真コンテストで
「推薦」をいただきました
電話連絡を受けたときは、特選にならなかったか、と思ったのですが
推薦の方が、最高賞だそうで賞金も5万円だそうです
モデルさんは、よく知っている早香さんでしたが、目線をもらうのも
笑顔をしてもらうのも、他の人と同様、とくにインチキはしていません(笑)
実はこの撮影会、途中からちょっと険悪な雰囲気が漂って、
モデルさんたちが、実に不愉快そうでした。
参加しているカメラマンも、不愉快に感じた人がいるでしょう
一人か二人、口うるさいカメラマンがいて、
「こっち向いて、笑顔でね、他の人には笑顔はいらないから
こっちだけ笑顔でいいよ」とか
他のカメラマンに、目線を配っていると、明らかに不機嫌そうな口調で
「早くこっちも向けよ」とか命令口調
他のカメラマンも不機嫌になってきて、よどんだ空気が流れてました
本人は冗談のつもりで言っていたかもしれませんが、モデルさんも
生身の人間です
楽しい雰囲気なら自然で、綺麗な笑顔になるし、不愉快なら
作り笑顔しかできません
この写真も、本当は心から笑った顔ではないですねぇ
いいポートレートを撮ろうと思ったら、モデルさんを大事にしなくてはいけません
「撮影会は、バトルだ」などと冗談で言ってはいますが、自分で必要な
写真を撮ったら場を譲るとか、初対面のカメラマンでも挨拶するとか
基本的なことは、守っているつもりです
よく、中沢さんはモデルさんと仲がいいので、個撮も頼めていいですよね
とか言われますが、これでもモデルさんには、ものすごく気を遣っていますし、初めての人に個撮を頼むときなどは、だめで元々ぐらいの気持ちで、お願いしています。
そこから、いろいろな話をして信頼関係を築いていってるのです
有形無形に私なりの謝礼もきちんとしていますしね
けっしてただで撮影している訳ではありません
そんな話ではなくて、とにかく、モデルさんも人間ですし
悩み多い年頃の美しい乙女です
優しく気を遣って接しないと、いい笑顔はもらえませんし
大胆なポーズなど頼める由もありません
私と同じポーズを要求しても、仕事だからやってはくれるでしょうが
案外不愉快に思っているかもしれませんね
微妙な言葉遣いや気の使い方が、ものすごく大事です
だから、人間相手のポートレートはおもしろいです









